Wix.com Japan Summit 2018レポート
- wixkan
- 2018年4月2日
- 読了時間: 4分
3月27日に虎ノ門ヒルズで開催されたWix.com Japan Summit 2018に参加して参りました。

|Wixは日本市場に注目している

はじめに共同創業者兼CEOアビシャイ・アブラハミ氏からのWixのビジョンについて
1億2000万のユーザー、190ヶ国の利用、17の言語に対応しており
なんと言ってもツールとしてのクオリティだけに注力し、営業は0人というポリシーを持っています。
誰もが簡単にウェブデザインができるプラットフォーム「Wixエディタ」
現在AIを使った更に簡単にウェブサイトを構築できる「Wix ADI」
高いスキルをもつユーザーのためのプログラミング機能「Wix Code」
3つを主軸に展開しています。
Wixはアジア圏で最も大きな日本市場を大きなマーケットとして捉えて今後ますます強化していくとのこと。
|日本市場のための大幅な改善
近い将来での約束として
・日本語サポートの充実
・サイト読み込み速度の向上
・EC決済の充実
・テンプレートの日本語化
・日本語フォントの充実
などを掲げました。
|かゆいところに手が届きだした新機能
つづいて社長兼COO ニール・ゾハール氏から新機能の紹介。

既に存在するサイト会員機能の充実としてプロフィールページの作成や注文・予約・SNS履歴が追加されます。
「ベクターアート」機能では拡縮でも劣化しないイラストやアイコンが登場。
新しい「多言語サイト」機能ではGoogle翻訳を自動で行いながらも任意の編集が可能な機能と
翻訳会社との連携により簡単に依頼が出来るサービスも追加されます。
また、トラッキング・アクセス解析の充実として、これまで利用できたGoogle Analyticsだけでなく
ヒートマップやfacebookピクセルなどサードパーティー製の解析ツールが導入できる様になりました。
|WixはSEOに優位であると断言
SEO Wizardも機能改善し、SEOチェックリストで簡単にSEOを改善でき
Googleインスタントインデックスでは平均33秒でインデックスが可能になります。
驚くべきは、業界では唯一Google社と提携を行い
インスタントインデックス機能ではWixエディタで登録を行い
Googleからインデックス通知が来るという「WixがSEOに優位」と断言できる
連携が可能となりました。
|もう怖いものはない日本式決済の充実
これまで当協会でもたびたび要望としてWixに提言してきたEコマースの日本式決済がついに追加されます。
Wixのストアが使いづらい理由として挙げらていましたが、コンビニ決済&ペイジーが2018年秋に対応予定となっています。

|AIによるウェブデザイン「Wix ADI」
つぎにカスタマーエクスペリエンス責任者 ニッツァン・アクサフ氏より
Wixが次世代のウェブデザインとして提案する「Wix ADI」についての解説。
わずか数クリックとサイトに係る情報の入力でAIがウェブデザインを行ってくれるというもの。

ADIにより作成されたサイトはヒトの手で調整も可能です。
ウェブデザイナーとしてはレイアウトの管理が大変なマージンなども自動で行ってくれます。
|玄人向けプログラミング・データベース機能「Wix Code」
Wixはプログラミング不要であることがメリットでしたが、今回はプロフェッショナル向けの機能として「Wix Code」をリリース。このことによりテーブルやフォーム、更に動的ページの作成が可能となりました。
<Wix Codeの特徴>
・データベースをプログラミング無しで構築できる
・必要な場合はデータベース、java script等のソースコードを直接編集可能
データベース間の接続やフォームの作成などのはプログラミング不要なので、SQLやPHPなどのプログラミングによるデータベース構築は難易度が高いという方でも比較的簡単にデータベース構築が可能です。
|日本への本気が垣間見えた経営陣とのトークセッション

最後のパートはCEOアビシャイ氏をはじめ5名の経営陣が会場へ集まった人々とトークセッションを行いました。
会場の人々からは操作に対する質問や、経営的要望など様々な意見が延べられましたが
口頭では伝わらない場合などは画面の確認を行うなどして一つひとつ丁寧に答えてくれました。
彼らの本気度が伝わるセッションでした。
2012年の日本語版リリース以降、進化が止まらないWix.com。
今年以降も日本で、世界でユーザー拡大すること間違いないと感じるイベントでした。
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